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ページID 1052106  更新日 令和4年9月2日 印刷 

コロナで病院から足が遠のいた?

 令和2年春からのコロナの感染拡大により「ひょっとしてコロナに感染している人も来ていて、自分も感染するかもしれない」という心配があったせいか、全国的にも医療機関での受診を控える傾向が見られました。一宮市でも国民健康保険のデータで見ると、令和2年度の医療費は、初めて緊急事態宣言が発出された4・5月に特に落ち込みました。近年の医療費は、高齢化や医療の高度化で増える傾向でしたが、令和2年度の1人当たり年間の医療費は、コロナ以前と比べて約3千円の減少となりました。令和3年度になりますと受診控えの傾向は収まり、コロナ以前の水準よりも増えています。医療機関では、しっかりと感染対策がされていますので、皆さま安心して受診してください。

検診や健康診断も大切です ~こわいのはコロナだけではありません

 医療機関へ行くのを「控える」傾向は、がん検診でも見られます。
 胃がん検診を例にとると、コロナ前の令和元年度の受診者数は17,559人でした。それに対して2年度15,584人、3年度15,390人と、2,000人ほど減少した状況が続いています。肺がん検診でも、元年度58,756人に対して、2年度56,820人、3年度56,643人と、同じように2,000人ほど減少しています。令和3年度の一宮市のがん検診におけるがん発見率は、胃がん検診0.18%、肺がん検診0.07%でした。計算上での数字になりますが、検診などを「控える」ことにより胃がん3.6人、肺がん1.4人の発見を見逃した可能性があります。
 がん治療は、ステージが進んでからでは、治る率が低下したり、体に与える負担も大きくなったりすることや、後遺症が心配です。また、治療費も高額になってきます。がんは自覚症状のない早期の状態で見つけることが大切であり、今年は「控える」ことはせず、ぜひ検診に足を運んではいかがでしょうか。
(※詳しくはこちらのリンク先で)

胃がん検診受診者数の推移 令和元年度17,559人 令和2年度15,584人 令和3年度15,390人 約2,000人減少のまま

歯の検査も定期的に

 お口の健康のためには、日々のお手入れと定期的な歯科検診が大切です。中でも歯周病は、心臓血液疾患、脳卒中(脳梗塞)、糖尿病の悪化などの危険性を高めることも分かってきました。昨年から節目年齢の歯周病検診を拡充して、若い世代の30歳と35歳、高齢者の75歳と80歳も対象になりましたので、ぜひご利用ください。受診方法は、こちらのリンク先でご覧いただけます。
 私も、数カ月に一度は歯科検診を受けています。先日は、歯間ブラシの選び方についてアドバイスを受けました。歯ブラシだけでは、歯と歯の隙間をきれいにできないため、今までも歯間ブラシは使っていました。しかし、私の口の中を観察していただき「隙間が大きくなっているので、太めのブラシにサイズアップしたほうが効果的」とのアドバイスを受け、さっそく変えてみました。さすが専門家のアドバイス、口の中ばかりでなく気分もすっきりした感じです。
 歯科医院は歯が痛くなったときにだけ受診するところではなく、検診や歯磨き指導も受けられます。かかりつけの歯科医院を持つことで、歯とお口の健康だけでなく、全身の健康につなげて充実した生活を送りましょう。

歯科検診の様子の写真


 

「2022(令和4)年9月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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