高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施
ページID 1059348 更新日 2025年4月1日 印刷
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業について
令和2年4月に「高齢者の医療の確保に関する法律」が改正され、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」という新たな事業が開始しました。
後期高齢者医療の保険者である愛知県後期高齢者医療広域連合と市町村が協力して、後期高齢者の健康づくりやフレイル予防※に努める新たな取り組みで、市では後期高齢者医療制度及び国民健康保険の担当課である保険年金課と、健康づくりの担当課である健康支援課、地域支援事業の担当課である高年福祉課が連携し、実施します。
※フレイル予防については下方をご覧ください。
事業概要
健診や医療、介護に関するデータ等を分析し、地域の健康課題を把握し、高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)と通いの場等への積極的な関与等(ポピュレーションアプローチ)を行います。
実施する保健事業
「高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい生活ができるまち、一宮」を目指し、関係各課や関係団体と連携して下記の取り組みを実施しています。
高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)
<健康支援課・保険年金課>
健康支援課の取り組み
健康診査と質問票の結果で、生活習慣病予防重症化リスクの高い方に案内通知を郵送します。
その後、保健師が医療機関への受診が必要だが、受診していない方やフレイルのリスクの高い方に家庭訪問や電話などによる保健指導を実施します。
また、保健指導を通じて介護サービス等が必要と判断した場合には、関係部署と連携して支援します。
糖尿病の重症化予防について取り組みを実施します。
糖尿病三大合併症の中でも糖尿病性腎症に注目して取り組みをします。
保険年金課の取り組み
多剤内服をしている人には、医療費適正化のために市認定薬剤師が、面談や指導を行うことがあります。(令和7年はモデル事業として実施)
通いの場等への積極的な関与等(ポピュレーションアプローチ)
<高年福祉課・健康支援課>
高年福祉課の取り組み
医療専門職が、地域のおでかけ広場やサロンなどの通いの場に出向き、フレイル予防等に関する健康教育などを行います。
健康支援課の取り組み
歯科衛生士が、「いちのみや出前一聴」でライフステージに応じてオーラルフレイル予防対策としてお口の体操やケアのポイントについて健康教育を行います。
管理栄養士が、「いちのみや出前一聴」でライフステージに応じて食事バランスやフレイル予防対策のポイントについて健康教育を行います。
フレイル※を予防しましょう
フレイルとは高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した、健康な状態と要介護の状態の中間にある、虚弱な状態をいいます。
早期の対策や生活習慣の見直しを行うことで、フレイルを予防することができたり、元の健康な状態に回復する可能性があります。
健康状態のチェック
国は、高齢者の健康状態を確認するために、質問票を作成しました。体の健康や心の健康、フレイル(虚弱状態)など15項目になります。高齢者の方や気になる方は、チェックしてみましょう。
以下の質問内容で、当てはまる番号に〇をつけてください。
質問内容 |
答え |
|
---|---|---|
1 |
現在の健康状態はいかがですか? |
・よい・まあよい ・普通 ・あまりよくない ・よくない |
毎日の生活に満足していますか。 |
・満足・やや満足 ・やや不満 ・不満 |
|
3 |
1日3食きちんと食べていますか |
・はい ・いいえ |
4 |
半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか。 (「固いもの」とは、さきいか、たくあん等) |
・はい ・いいえ |
5 |
お茶や汁物等でむせることがありますか。 |
・はい ・いいえ |
6 |
6カ月間で2~3Kg以上の体重減少がありましたか。 |
・はい ・いいえ |
7 |
以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか。 |
・はい ・いいえ |
8 |
この1年間に転んだことはありますか。 |
・はい ・いいえ |
9 |
ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか。 |
・はい ・いいえ |
10 |
周りの人から「いつも同じことを聞く」等の物忘れがあると言われていますか。 |
・はい ・いいえ |
11 |
今日が何月何日かわからない時がありますか。 |
・はい ・いいえ |
12 |
たばこを吸いますか。 |
・吸っている ・吸っていない ・やめた |
13 |
週に1回以上は外出していますか。 |
・はい ・いいえ |
14 |
ふだんから家族や友人と付き合いがありますか。 |
・はい ・いいえ |
15 |
体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか。 |
・はい ・いいえ |
赤字が多い方は、現在の体調について医療機関に相談するとよい方やフレイルに注意が必要な方になります。かかりつけの医師や担当の保健センターや地域包括支援センターに相談してみましょう。
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保険年金課 後期高齢者医療グループ
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