5月号 雨にそなえる ~河川、調整池、水位データ etc.~

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ページID 1028971  更新日 令和4年1月14日 印刷 

雨にそなえる ~河川、調整池、水位データ etc.~

 しばらくすると梅雨に入り、その後は台風など雨の多くなる季節を迎えます。近年は“ゲリラ豪雨”など災害の危険性が高まっています。

雨が降ったら川から海へ

 『木曽の清流に抱かれる一宮市』と言われますが、市内には国が管理する一級河川の木曽川や県が管理する青木川や日光川などの一・二級河川のほか、縁葉川や川崎川など市が管理する中小河川など多くの川が流れています。

 また、河川の途中に「放水路」という新しい河川を掘って、海や別の河川に放流する人工水路もあります。市内では、日光川から木曽川へ放流できる「日光川放水路」が代表的です。

地図:一宮市内の河川
市内を流れる河川

川があふれないように ~その1:調整池~

 先日、小信調整池の増設工事が終わりました。この施設は、小信排水区(旧尾西市北西部)の最南端にあり、ポンプ場から日光川に放流する際、雨水を一時的にためる施設です。この増設工事により小学校のプール約60杯分の雨水がためられるようになりました。こうした施設(調整池)の計画としては、青木川の調整池を千秋町地内に造る愛知県のプロジェクトなどが予定されています。

写真:施設内覧会
小信調整池 施設内覧会

川があふれないように ~その2:貯留施設~

 最近の都市化により田畑が減り、雨水が短時間で河川や水路などに流れ込み、はん濫しやすくなるなど水害発生の危険性が高くなっています。

 このため小中学校の敷地内に降った雨水を、掘り下げたグラウンドに一時的にためるための貯留施設を築造しています。平成14年度から着手し、既に27校の小中学校のグラウンド貯留整備が完了しています。本年度は末広小学校、来年度は北部中学校を予定しています。

 民間の開発などに対しても、貯留・浸透施設の設置を指導して雨水の流出を抑えるように努めています。例えば、大規模な商業施設ではイオンモール木曽川の東側駐車場があります。

 また、伝法寺には土地区画整理事業に伴い民間により整備された貯留施設があり、その上部はバローの駐車場として有効に利用されています。

自衛される方へ ~雨水タンクなどの支援、土のう配布、水位データなど~

写真:土のうの貸し出しの様子
土のうの貸し出し

 雨水タンク、浸透ます、透水性舗装など雨水貯留浸透施設を設置される方に、市では一定の条件の下で補助金を交付しています。皆さまのお宅に降った雨水をためる、しみ込ませることで地域の出水被害を減らすことができます。その上、雨水タンクは雨水の再利用もできます。今年度から、売買などを目的とした建物も補助金の対象となりました。また、土のうの貸し出し、お宅への防水板を設置される方への補助金交付も行っています。詳しくは広報一宮2019年5月号6ページ(下記リンク先)をご覧ください。

 他にも、河川などの最新データをご覧いただけるように、市内を流れる河川52カ所に水位計、公共施設内9カ所に雨量計を設置して、「河川等水位情報」により市民の皆さまへリアルタイムで水位や雨量の情報を届けています。

 近年のゲリラ豪雨や台風などによる災害への対処は、行政の力だけでは限りがあります。“みずから(自ら)(水から)守る”の意識を一人一人がお持ちいただくことで、より一宮市が“災害に強いまち”へ進化することを期待しています。

キャプチャー:河川等水位情報
河川等水位情報

 

「2019(令和元)年5月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎6階
電話:0586-28-8951 ファクス:0586-73-9128
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