3月号 自転車ネットワーク計画

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ページID 1028358  更新日 令和4年1月14日 印刷 

自転車ネットワーク計画

一宮市は自転車で事故多発

 一宮市は、海水面からの高さ(海抜)が、最も高い市内北東部の地域で約16m、最も低い南西部は約3mと、高低差は13m程度で、自転車の移動がラクな地域です。私も中学生時代は、自転車のことを「ケッタ」「ケッタマシン」と呼んで愛用していました。どうやら今の中学生は「チャリ」と呼ぶのが一般的で、「ケッタ」は過去の言葉になっているようです。

 その一方で、自転車に絡む交通事故が多発しています。昨年、一宮市内での交通事故による死亡者数は7人と過去最小数に抑え込むことができました。しかしながら、自転車が絡む事故は608件と、事故全体に占める割合は24.2%で県内平均の17.7%を大きく上回っているのが現状です。自転車を利用する際は、「左側通行が基本」、通行は「車道が原則で歩道は例外」であることを忘れずに、もちろんスマホなどの「ながら運転」は絶対にやめてください。

自転車ネットワーク計画

 一宮市は現在、自転車を安全で快適に利用できる環境を整備するため「一宮市自転車ネットワーク計画」の策定を進めています。策定後は、車道に「自転車専用通行帯」と呼ばれる自転車用の通行スペースを設けていきたいと考えています。

自転車専用通行帯のイメージ


 計画策定に当たり、検討委員会を開催して、有識者や学校関係者、警察など多くの皆さまのご意見をお伺いしました。

 計画では、どの地域(エリア)、どの路線を優先的に整備するか選んでいますが、判断するに当たり、交通事故のデータの収集・分析や、街頭・ウェブでのアンケートを参考にしました。日々の通学での長距離ユーザーもいる高校生の皆さんの意見も聞きました。計画に沿って整備を進め、最終的には自転車の通行スペースをネットワークのように張り巡らせたいと考えています。

自転車通行スペースを設置する道路の図(出典:国土地理院地図)


 さらに、こうしたハード整備とともに、イベントやツイッターなどのSNSを通じた自転車ルール啓発などのソフト事業も計画に盛り込んでおり、一宮市が安全、快適に自転車を利用できるまちになることを目指します。

 この計画は2月1日から市民意見提出制度(パブリックコメント)を行っており、ご意見を募集中です。3月4日(月曜日)まで実施していますので、ぜひ、ご意見をお寄せください。

通学・通勤だけでなくレジャー・スポーツでも

 自然が豊かな木曽川沿いで気軽にサイクリングやウォーキングができるよう、川沿いの自転車道・遊歩道の整備を進めています。現在までに、犬山市の犬山緑地公園から市内の木曽川町里小牧地区にかけての約18キロメートルを整備しました。今後も国や関連自治体と調整を図りながら更に整備を進めていきます。

 これからサイクリングを始めようとお考えの方は、市内に40店舗以上ある自転車専門店で相談されるのも良いと思います。安全第一で、ライトやカギ、ブレーキの整備・点検など、手入れの仕方もお店のプロに相談しましょう。

 春に向けてだんだん気候もよくなり、サイクリングが楽しみやすい季節になってきます。ゆったりと一宮市の自然を満喫しながら、心地よい春の日をお楽しみください。

木曽川沿いの自転車道・遊歩道の整備状況


 

「2019(平成31)年3月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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