6月号 パラスポーツ ~東京2020から~

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ページID 1055680  更新日 2023年6月1日 印刷 

パラリンピック

 パラリンピックは、20世紀半ばロンドン郊外の病院内で開かれたアーチェリーの競技会が起源です。はじめはリハビリテーションだったものが、現在ではアスリートによる競技スポーツへと発展してきました。
 東京2020パラリンピックでは20種目を超える競技が行われました。日本人選手も多くのメダルを獲得し、陸上競技、水泳、自転車、ボッチャ、バドミントン、車いすテニスでは金メダルを獲得しました。

一宮市は米国・女子バレーチームのホストタウンでした

シッティングバレーボールの試合の様子の写真 提供:愛知県

 一宮市は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、米国のホストタウンでした。事前キャンプ地の受け入れと市民との事後交流会を準備していましたが、新型コロナウイルス感染拡大があって、選手団は一宮市へ来訪できませんでした。来訪がかなわず残念な思いの中、米国女子シッティングバレーボール代表チームは本大会で見事に優勝し、金メダルを獲得しました。事前キャンプのために協力いただいた学校や関係機関と、米国チームの関係者とで、オンラインによる優勝報告会を行い、お祝いすることができました。その時に、コロナが落ち着いたら、ぜひ一宮市に来ていただくことを約束しました。

交流会を7月に開きます

 7月下旬に、米国チームの選手3名、監督・コーチ2名の計5名が一宮市へ来訪していただくことになりました。市ではパラスポーツへの理解を深めてもらうため、障害のある子どもたちや、広く市民の皆さまとの交流会 などを実施する予定です。交流会ではVリーグで7季ぶりの優勝を飾ったウルフドッグス名古屋の選手に協力をいただき、シッティングバレーボールの体験会やトークショーをいちい信金アリーナ(総合体育館)と豊田合成記念体育館エントリオ(稲沢市)で開催します。
 また、来訪が一宮七夕まつりの開催日と重なることから、市内中学生による英語を使った「おもてなし」の場として「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」を絡めた国際交流事業も予定しています。

車いすテニスの期待の新星:小田凱人さん

 パラスポーツ種目で車いすテニスの注目選手、西成中学校出身の小田凱人さんは、9歳の時から車いす生活となり、担当医師からパラスポーツを勧められたことがきっかけで車いすテニス競技を本格的に始めました。
 2022年4月にプロ転向(東海理化所属)して、全仏オープン(初出場)でベスト4、車いすテニス年間王者決定戦であるNECマスターズで優勝し、史上最年少の世界年間王者となりました。今年に入り1月の全豪オープンで準優勝、4月のジャパンオープンで初優勝するなど、これからの世界での活躍がとても楽しみです。
 小田さんは、2月に市スポーツ協会主催の表彰式に出席されて、私もお話をする機会がありました。これから世界で大活躍が期待される新星から「元気」と「勇気」をいただきました。
 だれもが自分らしく活躍できる一宮市となるよう、幅広い選択肢と多様性がある地域づくりに、これからも取り組んでいきます。

小田凱人さんの試合時の様子の写真


 

「2023(令和5)年6月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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