6月号 インターネットでまちを元気に
ページID 1014478 更新日 2022年1月14日 印刷
インターネットとは
20世紀の終わりから、米国を中心にコンピュータをつなぐ技術として開発された「インターネット」(略称・ネット)が商用化されて、すさまじい勢いで世界中に広がりました。最近では「スマートフォン」(略称・スマホ)と呼ばれる小さなサイズで、「フォン=電話」というよりもコンピュータとしても高機能なものが日常の生活に溶け込んでいます。スマホなどの普及により、ネットは今や日常生活に欠かせないものとなりましたが、ネットを利用するには接続できる環境が必要となります。
市内39カ所で無料ネット接続を提供
気軽にネットが使える環境を整備することで、市民の方や観光客の皆さんの利便性が高まり、地域の活性化につながることが期待されます。そこで市では、総務省の「地域公共ネットワーク等強じん化事業費補助金(観光・防災Wi-Fiステーション整備事業)」(補助率2分の1)を活用して、6月1日(水曜日)から市施設などで「フリーWi-Fiサービス」を提供します。
ご利用になるには
利用できるのは、こちらのステッカーを表示してある施設です。
スマホなどから「138_Ichinomiya_Free_Wi-Fi」を選択していただくことで、どなたでも簡単に利用することができます。
1回当たりの接続時間は30分ですが、接続回数に制限はありません。また、未成年者にとって有害なサイトの閲覧をブロックする機能がありますので、安心してご利用いただけます。
「災害対策」「観光客おもてなし」「仕事の効率化」などで活用
4月に発生した熊本地震では、安否確認などで電話の回線がパンクした中、民間からネットに接続できるWi-Fiが無料で開放され、とても役に立ったと好評でした。市が提供するサービスも、災害時の有効な情報伝達手段として期待されます。
観光も、昔は地図やガイドブックを見ながら観光スポットを訪れるのが普通でしたが、最近はスマホ片手にネットで検索しながらという方が増えてきました。特に外国からの旅行客にとっても、ネットが市内各所で気軽に利用できるようになれば、より快適に過ごしていただくことができます。
仕事においても大きな効果が期待できます。会議や打ち合わせの最中に調べ物が必要な場合も、ネットを利用しその場で確認できるため、時間の短縮など仕事の効率化が図られます。市役所では、管理職員がタブレット型端末を利用することで、会議のペーパーレス化を図るとともに、出張時や緊急時などにはセキュリティに配慮した上で、外部から市役所のシステムに接続し業務ができる環境を整備しました。
ネットにはさまざまな活用法が期待されており、市内には地域の活性化や新しい教育にチャレンジされている民間の方々も増えています。一宮市としても、フリーWi-Fiサービスの提供をはじめとするネットの活用にも力を入れ、まちを元気にしていきたいと考えています。
「2016(平成28)年6月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。
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