11月号 芸術の秋

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ページID 1016529  更新日 2022年1月14日 印刷 

秋は展示会や発表会がもりだくさん

 11月3日は「文化の日」、そして「芸術の秋」と言われるこの季節、市内各地で絵画・写真・書道・華道などの展示会や民踊・演奏会など、芸術や文化に親しむことができる行事が多数開催されています。

 一宮スポーツ文化センターでは、11月17日(木曜日)から20日(日曜日)まで、「一宮市美術展」を開催します。500点を超える公募作品を展示する、この地域最大規模の美術展です。より多くの方にご覧いただけるよう、今年は18日(金曜日)の観覧時間を午後7時まで2時間延長します。是非この機会に足をお運びください(観覧料は無料です)。

一宮市美術展の様子の写真
▲一宮市美術展

国民文化祭・愛知県「愛故知新(あいこちしん)」

 全国から文化活動をしている人々が集まり、発表や交流を行う国内最大級の文化の祭典が「国民文化祭」です。今年は愛知県で開催され、「『愛故知新』~伝統を『愛(いつく)』しみ、新しきを『知』り、文化は動く~」をテーマに、県内各地でさまざまな催しが行われます。

 一宮市では、12月3日(土曜日)にi-ビルなどで「将棋フェスティバル in いちのみや」が開催され、記念対局やトークショーなどが行われます。一宮市は、豊島将之七段、中澤沙耶女流初段と、これからの棋界を担う若いプロ棋士を輩出した、将棋の盛んな地域でもあります。当日は、一宮市出身の棋士お二人も参加されますので、多くの方にご来場いただきたいと思います。

現代アートなど新しい取り組み

 愛知県の芸術イベントとしては、3年に一度開かれる現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ」が有名です。今年も県内各地でイベントが行われ、一宮市でも博物館で「モバイル・トリエンナーレ『旅する展覧会』」を開催したところ、多くの方にご来場いただきました。

 さらに、地域の自発的な動きとしても、繊維産業の象徴「のこぎり屋根」の工場をおしゃれなカフェやアトリエなどに改修し、アート作品の展示会などが開催されています。こうした動きはたいへん興味深く、外から人を呼び込む産業観光の新しい可能性としても大いに期待しています。

モバイル・トリエンナーレの様子の写真
▲モバイル・トリエンナーレ

地域の伝統芸能

 市内それぞれの地域には貴重な伝統芸能も数多く残されています。現在、瀬部小学校での臼台祭をはじめ、起小学校での起六斎ばやし、葉栗・貴船・神山小学校での島文楽など、小学校の授業を通じて、保存会の方々から伝統芸能を教える取り組みが行われています。私も小学生の時に公民館活動で竹の横笛を習ったおかげで、今でも音は出すことができます。幼少期から伝統芸能に触れる機会があることは、とてもすばらしく、こうした取り組みを通じて地域の文化を継承していただきたいと思います。

伝統芸能(臼台祭)を教える取り組みの様子の写真
▲伝統芸能(臼台祭)を教える取り組み

 「芸術」というと、少し敷居が高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、身近なところで気軽に触れることもできます。「スポーツの秋」「食欲の秋」とも言われますが、今年は「芸術の秋」として、芸術や文化に触れ、親しんでみてはいかがでしょう。新しい発見や感動、新たな趣味や生きがいなども見つかるかもしれません。

 

「2016(平成28)年11月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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