1月号　新春を迎えて

• 2017（平成29）年1月号　市長メッセージ「新春を迎えて」 （mp3 3.1MB）
  市長の声で録音した音声データです。

新春を迎えて

　あけましておめでとうございます。

　市民の皆さまには希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのことと、お慶びを申し上げます。

　国全体の人口減少が深刻化する中、一宮市の人口も減少する局面を迎えました。この人口減少に歯止めをかけ、地域の活性化を図るため、昨年2月に「一宮市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、「『トカイナカ（※）』で子育てにやさしく安心して暮らせるまち」を目指し、緊急に取り組むべきさまざまな事業に着手いたしました。

　中学生までの子ども医療費の無料化をはじめ、若者の婚活支援や不妊治療費の補助拡大など、若い世代や子育て世代への支援に力を入れてまいりました。市役所の会議室などを学習室として開放するとともに、今後は、小中学校への空調設備（エアコン）の設置を進め、快適に学習できる環境づくりにも取り組んでまいります。

　未来の魅力と活気あるまちづくりに向け、一宮駅周辺の土地利用の規制を緩和し、商業施設や住宅・マンションを誘導することで、まちなかにひとの賑わいを取り戻します。あわせて、市の貴重な資源である木曽川沿いで、水辺ににぎわいを呼びこむ国土交通省プロジェクト「ミズベリング」の考え方を取り入れ、市民の皆さまと一緒に魅力ある創造的な都市を目指してまいります。

　一宮市を取り巻く環境は、これからも大きく変化してまいります。10年後の2027年には東京（品川）～名古屋を40分で結ぶリニア中央新幹線の開通が予定されており、開通後は人の流れも大きく変わることになります。こうした動きは、「まち」が大きく変わり、市が発展するとても大きなチャンスとなります。

　現在、平成30年度から39年度までを期間とする「第7次一宮市総合計画」の策定に向け準備を進めております。将来の一宮市について、皆さまと共に策定してまいりたいと考えておりますので、パブリックコメント（市民意見提出制度）などを通じまして、ご意見をお寄せいただきたいと思います。

　最後に、本年も皆さまが健康で明るくお過ごしいただきますことを、心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

（※）『トカイナカ』とは、都会の便利さと田舎ののどかさを併せ持つまちを表す造語。

「2017（平成29）年1月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。