9月号 「まちづくり」新ステージ ~駅周辺などの規制緩和~

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ページID 1021007  更新日 令和4年1月14日 印刷 

「まちづくり」新ステージ ~駅周辺などの規制緩和~

一宮市を取り巻く環境

 リニア中央新幹線の開業を見越して、名古屋駅の周辺では新しいビルが次々に建設されています。7月に公表された土地の値段(=路線価)で名駅1丁目は前年比4.8%増と大きく上昇しました。一宮市も名古屋駅から電車で約10分という便利さが評価されてか、一宮駅前(栄3丁目)の路線価は前年比4.9%増と名古屋駅前を超える上昇率でした。

 中心部の「都市」と郊外に広がる「田舎」が、ほどよく調和され「便利さ+のどかさ」を併せもつ「トカイナカ」が一宮市の魅力です。まちづくりの計画では、駅周辺の中心市街地や、郊外の市街化調整区域などといった地域ごとにメリハリをつけることが大切になります。

にぎわい居住エリアを示した地図の画像

中心市街地 ~一宮駅周辺~

 一宮駅周辺は、リニア・インパクトと呼ばれる経済効果を呼び込めるように、その受け皿としての環境整備が課題です。現在は、これまで以上に高いビル等が建てられるように容積率を緩和する手続きを進めており、来年3月の実施を目指しています。高層建築物等で土地の高度利用を図ることで、玄関口である駅周辺を、行きたくなる・住みたくなる、にぎわいと魅力のあるエリアにして、市外・県外から人や企業等を引き付けるようにしてまいります。

郊外 ~市街化調整区域~

 市街化調整区域は、建築を制限して市街化をおさえる区域で、市内全域の3分の2を占めています。この区域に関し、市では4月に地区計画の運用指針を定めました。この指針により、鉄道駅や市の出張所周辺など特定の地域で1ヘクタール以上の地区計画を関係者で定めれば、新たに建築物が建てられるようになります(図参照)。

郊外 ~市街化調整区域~のイメージ図


 同じく4月には農地転用の許可・承認の権限が愛知県から一宮市に移され、市街化調整区域で、より主体的なまちづくりが可能になりました。「農業利用を目的とする保全すべき区域」をしっかり確保しながら企業の進出等にも配慮して、バランスよく農業振興地域の整備を進めてまいります。

その他 ~工業地域など~

 市は、都市計画マスタープランの中で、高速道路のインターチェンジや工業団地周辺を工業・物流拠点として位置づけています。4月には、現在建設中の東海北陸自動車道(仮称)西尾張インターチェンジ周辺地区を新たな拠点として位置づけたので、市内の工業・物流拠点は計5カ所になりました。インターチェンジが完成する数年後に、この地域の企業立地ポテンシャルが一層高まることを期待しています。

「まちづくり」は新たなステージに

 一宮市は、これまで以上に”魅力あるまち“となるように規制緩和等の環境整備を進めてまいります。まずは9月17日(日曜日)に中心市街地での容積率緩和を盛り込んだ都市計画の変更などの説明会をオリナス一宮で開催します。検討を進める過程では、市民の皆さまに計画の考え方や方針などをご説明して、広く意見を聞きながら進めてまいりますので、よろしくご協力のほど、お願いいたします。


「2017(平成29)年9月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

 

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