4月号 個人情報をまもる

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ページID 1019035  更新日 2022年1月14日 印刷 

※下記の記事内容は広報一宮2017年4月号の校了時点(3月14日)のもので、3月17日には国から「マイナンバーカードの本格運用を当初予定の7月から約3カ月延期する」旨の発表がありました。
 

個人情報をまもる

マイナンバーによる情報連携などがスタート

 7月からマイナンバー制度を活用し、行政機関の間で情報の連携がスタートします。データのやりとりは暗号化して、個人情報はこれまで同様にそれぞれの機関(例=国税に関する情報は税務署)で管理して、どこかで一元管理することはないなど、個人情報の保護に配慮されています。

 同じく「マイナポータル」も7月から始まります。自宅のパソコンなどから、行政機関が保有する自分の情報がいつ、どこへマイナンバーを利用して提供されたのかが確認できます。マイナポータルでは、児童手当や保育など子育てに関する手続きのワンストップ化も予定されています。さらに、市県民税や国民健康保険税などをクレジットカードで納付できる「公金決済ワンストップサービス」も検討されています。

マイナポータルを利用しているイメージイラスト

住民基本台帳などに関するお知らせも始めます

 「住所・氏名・生年月日・性別」といった個人情報は、住民基本台帳により市役所でお預かりしています。これらの情報は、法律に基づき、一定の利害関係のある第三者に住民票の写しなどにより交付される場合もあります。そこで、4月からは、あらかじめ登録された方には、第三者に交付した事実を市から手紙でお知らせする「本人通知制度」のサービスを始めます。このサービスは戸籍の謄抄本や戸籍の附票も対象とすることができます。

本人通知制度のイメージ

自己の情報をコントロールする権利

 知らないうちに自分の住民票の写しを取られた場合、「誰が取ったのか?」という疑問が生じます。過去、市では、正当に取得した方の個人情報も保護するという立場から、誰が取得したかは、ご家族の場合であってもお答えしていませんでした。

 しかしながら、今日では個人情報に対する考え方は大きく変化しています。電話も、昔は誰がかけてきたのか分かりませんでしたが、今は「発信者番号通知」で番号が表示されて記録が残るので、誰からの電話か分かるようになりました。マイナポータルでも、自分の情報がどのように取り扱われているかを確認できるようになります。このように、今日では、本人の情報がどのように扱われているかを知ることまで含めて、自己の情報をコントロールする権利として、プライバシーが理解されるようになってきました。

 そこで28年度から「誰が私の住民票の写しを取ったのか?」という疑問には、市への「自己情報開示請求」があれば、原則としてお答えすることにしました。

セキュリティとプライバシーのバランスをとりながら

 個人情報の保護、いわゆるプライバシーは、21世紀に入ってから日本でも定着してきた意識で、時代の変化に伴い、これからも変わり続けていきます。

 世の中には、市役所でお預かりする記録やデータだけでなく、防犯カメラの画像情報など、多種多様な個人情報があふれています。一宮市としても、市民の皆さまとの対話を通じ、セキュリティとプライバシーの適切なバランスを探りながら、「個人情報をまもる」ことに取り組んでいきたいと考えています。


「2017(平成29)年4月号 広報一宮」 掲載

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