10月号 まるい交差点 ~ラウンドアバウト・環状交差点~

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ページID 1076871  更新日 2026年9月25日 印刷 

「ラウンドアバウト」って?

 ラウンドアバウトは、信号機のない円形の平面交差点です。ロータリーと言った方が聞きなじみがあるかもしれませんが、ラウンドアバウトは交通の制御方式が明確に定義されており、厳密に言えば両者は異なるものです。
 英語の表記は「roundabout」で、ヨーロッパ発祥の古くからある交差点の形式です。フランス・パリの凱旋門にあるラウンドアバウトが有名ですが、現在では世界各国で設置が進んでいます。
 国内でも、2014年9月に施行された改正道路交通法により、「環状交差点」としてラウンドアバウトの運用がスタートしました。当初、国内で34カ所でしたが、2026年3月末時点では184カ所が指定されています。

一宮駅前は国内でも最古・最大クラスです

 一宮駅東側の銀座通りにあるラウンドアバウトは、戦災復興の土地区画整理事業(1947~1973年度)に伴い設置されました。外径が40mもある国内有数の規模で、駅から近いまちなかに国内最古・最大クラスのラウンドアバウトが立地していることは珍しく、一宮市の特徴的な道路景観になっています。
 ラウンドアバウトに進入する車両は、一時停止する必要はありません。ただし、交差点内を走る車両が優先されるため、「ゆずれ」の路面標示に従い、速度を落とし安全を確認して進入します。環道内を時計回り(右回り)に走行し、交差点から出る際には左折のウインカーを出します。これらの通行ルールを守り、安全にラウンドアバウトを走行しましょう。

銀座通りにあるラウンドアバウトの写真

より安全で、環境にやさしい、災害に強い

 ラウンドアバウトには、優れたポイントがたくさんあります。まずは、安全性が高い点です。円形構造で、進入の際にハンドルを切る必要があるため、車両の速度は自然に遅くなります。また直進車と右折車が交錯しないため、重大事故を減らす効果が期待されます。次に、エコで災害に強い点です。信号機を設置しないため電気を使わず、信号待ちのアイドリングもないため、環境負荷を低減できます。災害などによる停電時にも、交通を維持できる大きなメリットがあります。
 それでも、交通量の多い所への導入には慎重な判断が必要で、目安は1日当たりの総流入交通量が1万台未満程度とされています。また環道を設置するための用地の確保も必要になります。そのため市内で新設する話が持ち上がっても、条件に合わないことがありました。現在は、従来よりもコンパクトかつ安価に設置できる小型ラウンドアバウトの普及も提唱されています。一宮市も、関係自治体で構成する全国ラウンドアバウト普及促進協議会の一員として、整備に必要な基準作りを関係省庁に働きかけています。

ふやしていきます!

 これから市内で2カ所目となる新たなラウンドアバウトを設置します。場所は西五城の尾西スポーツセンターと五城公園がある交差点で、2026年度末の完成が目標です。ここは信号機が無く、過去に重傷事故を含む複数の交通事故が発生していました。ラウンドアバウトの導入により、交通安全性が向上できると考えています。
 新しいラウンドアバウトは、中央部分を景観に配慮したデザインとするだけでなく、地域の声を取り入れることで、市民の皆さまに親しまれるランドマークのような存在となるよう検討を重ねています。
 これからの新しいラウンドアバウトも、皆さま楽しみにしていてください。

市内で2カ所目となる新たなラウンドアバウトの設置場所の地図


 

「2026(令和8)年10月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは掲載時点のものです。

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