市長メッセージ「安心・安全なワクチン接種のために」（令和3年5月14日）

6月から高齢者向けワクチン接種が本格化します

　新型コロナウイルス対策として期待されているワクチンですが、医療従事者に続き、一宮市でも4月末からは高齢者を対象とする接種が始まりました。しかしながら、国から配給される分量に限りがあることなど、まだ市民の皆さまの要望に十分こたえることができておりません。予約手続きの混乱も生じており、ご心配やご迷惑をおかけしていることに、お詫びを申しあげます。このたび、国から新たな配給スケジュールが示され、早期の高齢者向け接種が呼びかけられたことから、市としても8月後半までの接種スケジュールを見直し、7月中に一定の目処がつけられるようになりました。

一宮市は医療機関で安心して受けられる体制です

　ワクチン接種には、医師、看護師、薬剤師といった医療の専門家の皆さまの協力が欠かせません。また、副反応の心配も考えると、病歴等に詳しい「かかりつけ医」が予診することは効果的と考えられます。一宮市では、医師会の皆さまが中心となってワクチン接種体制を構築することができ、市内約150か所の診療所等の身近な場所で接種することが可能です。さらに百床を超える規模の大きな病院でも、週末を活用して接種していただくことで、スピードアップが実現できました。（別紙　表1・表2）

行政としてセーフティネットも～電話受付け「年齢別デー」など

　かかりつけ医やクリニック等に加えて、市としては、市内3か所の保健センターで集団接種を行います。それ以外にも、6月下旬から7月にかけて規模の大きな病院（総合大雄会病院、一宮西病院、千秋病院、山下病院、一宮市民病院、木曽川市民病院）の協力をいただき、「かかりつけ医」のない高齢者の方にも対応できる枠を確保しております。これらは、ネットに加え、電話がかかりやすいように、年齢別に区切った受付日も予定しています（別紙　表3）

詳しくは広報6月号に合わせてお知らせします

　以上のように、お近くの診療所であったり、大きな病院や保健センターと、皆さまのニーズや状況に合った所での接種をご検討いただければ、と考えております。こうした新たなワクチン接種体制の詳細については、市が全世帯に配布している広報6月号に合わせてお知らせする予定です。いましばらくお時間を頂きますが、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 令和3年5月14日

 一宮市長　中野正康

• 別紙 （PDF 65.2KB）