6月号 道をつなぐ

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ページID 1040618  更新日 令和4年1月14日 印刷 

道をつなぐ

新インターチェンジ ~一宮・稲沢北インター~

 3月28日、東海北陸自動車道に「一宮稲沢北インターチェンジ」が誕生しました。市内で9つ目のインターチェンジ(IC)で、周辺地域の活性化とあわせて、西尾張中央道の渋滞緩和にも期待が寄せられます。一宮西ICは南方面へ向かうハーフICであり、北陸方面にアクセスできる尾西ICへ行くには慢性的に渋滞する交差点と踏切を通る必要がありました。しかし、新しいICの誕生により約3.5キロメートルの渋滞区間を通過することなく、快適に北陸方面へアクセスできます。

 さらに県では、車線数減少によりボトルネックとなっている名鉄尾西線の踏切付近約1.8キロメートルの鉄道高架事業に着手しました。線路の北側に仮線路を整備し、鉄道を一旦仮線路へと切替え、現在の線路の位置に高架構造物を建設するビッグプロジェクトです。そのため、完成までに約10年の歳月がかかる見込みです。

木曽川にかかる新しい橋(仮称・新濃尾大橋)

写真:工事中の新濃尾大橋(仮称)


 愛知県尾張西部と岐阜県羽島市及び西濃からなる尾州地域は、密接につながり発展を共にしてきました。その交流基盤となる濃尾大橋は、朝晩の渋滞が激しいことから、工事中である新濃尾大橋(仮称)の完成が待ち望まれています。

 工事は、下部の橋台2基と橋脚8基が6月末までに完成し、上部の橋桁工事に本格的に移ります。全9径間の内、愛知県側の1径間はできていますが、残りの愛知県側3径間、岐阜県側5径間は今年度に着手する段階です。2020年代半ばの完成まで、あと数年を要する見込みです。

名岐道路の高速化

名古屋高速一宮線の一宮東出口から東海北陸自動車道の一宮木曽川ICまでの約7.5キロメートルの早期事業化に向け、全力で取り組んでいます。昨年4月には国の環境アセスメントとして配慮書が公表され、今年2月~3月には県により都市計画の案を作成するための基本方針案と環境アセスメントの方法書の縦覧が行われました。同じく2月には地域住民の方へ向けた説明会を県と市で合同開催しました。市による都市計画の原案作成など、まだまだ多くの時間と手続きが必要となりますが、引き続き国・県・市が密接に連携しながら着実に進めていきます。

近所の道に「高速道路」「幹線道路」が大きな影響

 「コロナでそんなに遠出できないし…」「高速道路はそもそも使わない…」とおっしゃる方もいらっしゃいます。しかし、皆さんの身近な大切な人を普段から守ることにも深くつながっています。

 2019(令和元)年の大型10連休に名神高速道路で通行止めになる事故が2度発生し、大規模な渋滞が発生しました。高速道路が渋滞すると迂回する車で市内幹線道路があふれ、新たな渋滞が発生します。さらに、その渋滞を迂回するために生活道路へ流入した車が痛ましい交通事故を起こすなど、一見関係がない高速道路の事故が身近な道路の危険へつながる負のサイクルとなってしまいます。

 子どもたちがいつも元気に通う通学路や、仕事や買い物などの日々の生活で利用する道を、普段どおりに安心安全な道とすることにも、名岐道路をはじめとする大型プロジェクトが深くつながっています。

 一宮市は今後も県や国と連携して、道路の整備に努力してまいります。

地図:道路工事計画


 

「2021(令和3)年6月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

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