9月号 9月1日、一宮市100歳です

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ページID 1041966  更新日 令和4年1月14日 印刷 

9月1日、一宮市100歳です

大正10年9月1日、中島郡一宮町が一宮市に

 1921(大正10)年9月1日に一宮市が誕生し、今年で100周年を迎えました。市になった当時は人口3万人ほど、エリアは現在の、宮西・貴船・神山・大志・向山・富士で、面積は約8㎢でした。昭和の時代に町村合併で市域を拡大し、2005(平成17)年には隣接する尾西市・木曽川町との合併により、人口は約38万3千人、面積は約114㎢の現在の一宮市となりました。

真清田神社での、市制施行の祝賀行列

100年前も疫病が猛威をふるっていました

 100年前も世界は現在とよく似た状況で、スペイン風邪が猛威をふるっていました。当時は、まだ電子顕微鏡もなくウイルスの存在自体が知られていませんでした。そのため医学的に有効な手段を打つこともできず、感染は全国に広がり、結果的に出来上がった集団免疫によって、ようやく終息したそうです。
 内務省衛生局の記録によると、日本国内の感染者数は2,300万人を超え、死者は約38万人、一説には約45万人にも達したと言われています。日本の人口が5千万人台、今の半分以下ですから、その猛威(3人に1人が感染!)が分かります。一宮市でも、織物工場や学校での集団感染が記録に残っています。スペイン風邪の流行から100年、再び世界は新型コロナウイルスの猛威に直面しています。
 しかし、この100年間に科学や医学は飛躍的に進歩し、人類は天然痘を撲滅し、コレラ・麻疹等の感染症を抑えることに成功しています。新型コロナに対しても短期間でワクチンが開発され、市内でも高齢者を中心に16万人を超える方が接種されています(8/12時点)。これからも地域の医療従事者の皆さまと力をあわせて、平穏な日々を取り戻せるよう頑張ってまいります。

スペイン風邪とコロナウイルスの比較表

より市民の健康と暮らしに責任を持つ「中核市」へ

 3年前から中核市を目指すことを表明し準備を進めてきましたが、新型コロナの流行に直面しつつも、なんとか4月1日に尾張地域で初の中核市としてスタートを切ることができました。新たな市保健所が日々、市内の新規の陽性者数を定時に発表するなど、健康危機対策の最前線として新型コロナに対応しています。
 愛知県からは、福祉・環境・まちづくりなど幅広い分野の権限が移譲されたので、さらに中核市としてのメリットを実感していただけるよう、新たな政策課題にも取り組んでまいります。

イベントなど~次の時代のまちづくり

 市では記念式典を9月1日に市民会館で行い、市政に貢献された市民・団体・企業の皆さまを表彰させていただきます。
 100周年の記念事業のひとつとして、銀座通りや本町通りなどの中心市街地で、人が主役となる新しい風景づくりを考えていく「まちなかウォーカブル」を始めます。まずは10月の1カ月間、まちなかをゆったりとくつろいだり様々な活動を行ったりする場所とすることを試し、11月からは毎月1回、銀座通りでイベントを開催します。
 さらに、市民の皆さまが企画・実施する「市民チャレンジ事業」として、43の団体がそれぞれの強みを生かした事業を行っています。100周年という節目の年を広くお祝いするとともに、次の100年に向けて、より成熟した住みやすい一宮市を目指し、チャレンジしてまいります。


 

「2021(令和3)年9月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

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