8月号 障害者スポーツと国際交流~東京2020パラリンピック~

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ページID 1041674  更新日 2022年1月14日 印刷 

障害者スポーツと国際交流~東京2020パラリンピック~

障害者スポーツ:パラリンピック

 東京2020オリンピックの後、8月24日(火曜日)にパラリンピック開会式があり、22競技539種目が実施されます。パラリンピックは、世界最高峰の障害者スポーツ大会です。

一宮特別支援学校「ボッチャ」で全国大会優勝

 障害者のスポーツは、一宮市でも盛んで、車いすバスケットボールや水泳、陸上と様々な競技で障害者の方が活動されています。一宮市社会福祉協議会では障害者スポーツの普及と健常者と障害者の交流を目的に障害者スポーツ推進事業を行っており、今年3月には「ボッチャ」という障害者スポーツの体験交流会も開催しています。
 「ボッチャ」は、障害の有無にかかわらず、老若男女誰でも楽しむことができるスポーツとして注目されています。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競うスポーツで、パラリンピックでも正式種目となっています。
 今年3月に全国の特別支援学校の「全国ボッチャ選抜甲子園」がオンライン形式で開催されました。44チームが参加した戦いで、一宮特別支援学校のチーム「サザンクロス」が見事、初優勝を果たしました。このチームは、その2週間後、先ほどご紹介した障害者スポーツの体験交流会にもデモンストレーションのため参加され、多くの市民と交流を深めました。

サザンクロスの選手の写真

車いすテニスで世界トップクラスも

 市内在住の小田凱人さん(西成中3年)は、車いすテニスの国際テニス連盟(ITF)ジュニアランキングで日本人男子史上初となる世界1位(4月26日付)に輝きました。14歳11カ月で1位獲得は、史上最年少の記録です。
 車いすテニスとは、2バウンドでの返球が認められている以外、ルールはテニスと変わりません。1992年のバルセロナ・パラリンピックから正式競技となりました。
 10歳で車いすテニスを始めた小田さんは、12歳でITF大会に初出場し、14歳で史上最年少の世界1位になりました。今後、2024年のパリ・パラリンピックでのメダル獲得が期待されています。

小田選手の写真

アメリカ合衆国のホストタウンです

 一宮市は、東京2020大会のアメリカ合衆国のホストタウンとして、前回のリオ・パラリンピックで金メダルを獲得した女子シッティングバレーボールチームの事前練習の受け入れや大会後の交流を行う予定です。チームの受け入れにあたっては、選手団と一般の方が接触をしない動線を設けるなど、コロナ対策に万全を期して参ります。
 シッティングバレーは、座ったままプレーします。コートの大きさはバレーより一回り小さく、ネットも低くなっていますが、基本的なルールは同じで、スピード感あふれる試合展開が魅力の一つになっています。
 事前キャンプは8月16日(月曜日)~20日(金曜日)の予定で一宮市総合体育館にて行われ、ライブ配信による公開練習も計画しております。詳細は7ページをご覧ください。シッティングバレーも障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるスポーツです。チームの受け入れや交流が実現すれば、障害者スポーツと国際交流の発展する大きなチャンスになると、期待しています。【7月9日執筆】

シッティングバレーの試合の様子の写真


 

「2021(令和3)年8月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

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