11月号 "まちなか" が変わる

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID 1042951  更新日 2022年1月14日 印刷 

"まちなか" が変わる

中心市街地のにぎわい

 近年はクルマ社会と言われ、住宅やお店などが郊外へと移り、中心市街地など“まちなか”で、にぎわいの喪失が進みつつあります。
 昨年11月に一宮駅周辺について市政アンケートを行いました。駅周辺の居心地の良さについての調査で、「良い」は全体では3割ほどでした。それでも10代では約5割、20代では約7割と、若い世代には高い評価となりました。かつての昭和の時代のにぎわいを知らない若年層には好評のようですが、世代を問わず喜んでもらえる“まちなか”になることが望まれています。

まちなかウォーカブル walkable(歩きやすい)

 市では「まちなかウォーカブル」として、道路や広場、公園などのオープンな公共空間をゆったりとした場所として歩いたり、くつろいだり、いろんな活動が自由に行われたりと、人を主役とした新たな日常風景をつくる取り組みを始めています。
 駅前の銀座通りは、ラウンドアバウト内にあったモニュメントのほか、歩道にあったせせらぎなどをなくし、市民が主役となって多様な活用ができるようにシンプルなつくりにしました。さらに、利用手続きやルールをまとめた「道路空間を多目的に活用するための道路占用ガイドライン」も策定しました。10月から始まっている社会実験では、民間による自由な発想の実現により、新たなまちづくりを行う貴重なきっかけとなっています。
 もっとも、にぎわいをつくることは新型コロナウイルス感染拡大の面で心配もあります。このため、現地の混雑状況をリアルタイムでインターネットでも分かる仕組みを展開するなど、十分な対策をとりながら行っています。この「まちなかウォーカブル」は、国土交通省からも支援を受け、一宮市の取り組みが全国の代表例として取り上げられるなど注目を集めています。

まちなかウォーカブルのイメージ画像

100周年記念イベントもまちなかで来年2月まで

 11月からは、100周年記念事業の「銀座ストリートイベント」も開催します。銀座通りを会場に、11月は交通規制によりクルマは入れないようにして道路空間全体を、12月から2月までは歩道を、出店エリアやイベントスペースとして市民の皆さんに開放します。
 道路空間を活用し、キッチンカーや各種物販・ワークショップ、スポーツ体験など、さまざまなコンテンツで参加いただき、来場した皆さんとともに作り上げ、楽しむイベントです。比較的イベントが少ない冬の時期に、100周年から始まる新たなまちなかの価値の創造につながるように進めてまいります。

100周年イベントの開催エリア

尾張一宮駅「東口」は「南」の乗降場もご活用を

 “まちなか”は、人が主役となる空間への転換期を迎えています。しかし、現実的にはクルマによる交通渋滞や事故、CO2や騒音などの課題が多く、その解決も並行して行わなければなりません。
 現在、平日の朝夕をはじめ、特に雨天時は、尾張一宮駅東口の北側エリアを中心とし、駅利用者を送迎するクルマにより大変混雑しています。送迎で駐停車される場合は、北側エリアの20分まで無料の平面駐車場やi-ビル立体駐車場のご利用と、乗降のみの場合は比較的空いております南側乗降場をご利用いただき、混雑緩和にご協力をお願いいたします。

尾張一宮駅東口エリアの図


 

「2021(令和3)年11月号 広報一宮」 掲載
※記事中の内容・数値などは執筆時点のものです。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)
       

このページに関するお問い合わせ

広報課
〒491-8501 愛知県一宮市本町2丁目5番6号 一宮市役所本庁舎6階
電話:0586-28-8951 ファクス:0586-73-9128
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。